夏野菜の定植の季節です。
ナスにピーマン・オクラ・キュウリ・カボチャ・ズッキーニ・インゲン・トマト・モロヘイヤ・エンサイなどなど遅霜の心配がなくなった今、大忙しで畑に植え付けしています。
ともくさ農園では、ポリマルチなど使い捨ての農業資材に出来るだけ頼らない農業を心掛けています。
敷き藁もその1つ。(ピーマンの写真は敷き藁をする前のもの)稲藁を株元に敷いて、草を抑えて保温・保湿効果+微生物の住処をもたらすマルチにします。
また、まるで果樹のように長期収穫する果菜類には、畝と畝の間にクズ麦を撒いて麦マルチ(リビングマルチ)を実践しています。その目的は1石3鳥の下記3点。④の草を抑えるのが第一義と考えがちですが、私は栽培者の労力を減らしてくれる副次的なものと捉えています。
作物にとって大事なのは1~3。
<一石三鳥?四鳥?のリビングマルチの効果>
①虫の住処を作る
②保水・排水性の向上
③競合によって長期収穫可能な根を育てる
④抑草
苗の定植と同時に麦を撒き、地面をムギで覆い草を抑えつつ、害虫少々+ただの虫と益虫が大勢の住処となります。保水性・排水性も格段に向上!!雨の日も土がべた付かず歩けます。
麦によって初期生育は根の張り合いでやや圧倒されますが、鍛えられた根は麦が枯れるとその後は急成長。逞しくなり長期収穫出来ます。麦の根も土をふかふかにします。
この頃になると六条大麦の穂が美しいです。収穫は6月。加工をお願いして、ぷりぷりとしたおいしい押し麦になります。